空家問題
先日は、朝倉市、筑前町、福岡県建築住宅センターが行う「空家問題の市民相談会」に講師相談員として出席しました。
当事務所は、太宰府市、春日市、筑紫野市、大野城市、筑前町、宇美町や小郡市を主な相談地域にはしていますが、相談場所が近かったので講師派遣依頼に応じました。
4時間の間に30分区切りの相談会だったけど、8名様のご相談があり、関心の高さが窺われました。
農地や古い家付きの土地の処分が主な相談内容でした。自分は使っていない家や土地の処分です。
解決方法は1件々々それぞれのメニューがありますが、相談は大まかに言って、
①更地にして処分したい
②農地も相続したけど、耕作できないので手放したい。しかし、耕作してくれる人が見つからない。
③祖父母(数十年前に死亡)所有の家土地があるが、木や雑草の管理をしたり固定資産税は払っているが、相続人が何人いるかもわからず困っている。資産価値は非常に低く、調査等の費用を出費して相続人を見つけたとしても、どのように話し合っていいかもわからない。
これらの相談に、相続人不明問題や空き家の管理問題等についての法改正が最近いくつかされているので、法改正を紹介しながら解決のアドバイスをしました。相続登記しない場合の過料10万円が定められたので、とりあえずの緊急手段として相続人申告登記する方法や空き家バンク登録手続きの説明をしました。
短い相談時間なので、残念ながらワンポイントアドバイス程度で1日が終りました。
ご相談された方が満足されたかは心配ですけど…
同じようなことで困っている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。
困っている方のお役に立てれば幸いです。